笑顔の話し方講師 太田浩美です。
今日は、「伝わる話をするためのコツ」についてのお話です。
伝わる話のための心がけ
「どうしたら伝わる話ができますか?」と尋ねられることがよくあります。
答えはひとつではないので、どのように答えようかと迷うところですが
大事なのことは、
相手は「耳で聞いている」を意識することじゃないかと思うのです。
「耳で聞いている、って当たり前じゃん!」って
思われるかもしれないのですが
意外と、「耳で聞いている」を意識していない方が多いんです。
日本語は同音異義語が多い言語
日本語は同じ音で違う意味を持つ言葉が多いですね。
漢字で見ると全然問題なく理解ができるのですが
耳で聞くと、わかりにくい…と言う言葉がたくさんあります。
こんな話を読んだことがあります。
メガネ屋さんでお店の方に「むしょくですか?」と尋ねられて
「パートしています」と答えたら
店員さんが「すみません、レンズの色のことです。無色ですか?」と言って笑った。
「無職」と「無色」たしかに同じ音で、いきなり尋ねられたら
職業を言ってしまいそうですね。
このように相手の頭に浮かぶ「文字」と
自分が伝えたい「文字」が異なると
「伝わらない話」となってしまうのです。
◆「耳で聞いている」を意識する
日本語には、同じような音の言葉が多いので
話す時には注意が必要です。
例えば「今回、女性が助成されるようになりました」と言う文章。
文字で読めば、意味がわかります。
けれども、耳で聞くと
「じょせいが、じょせいされる」となるので
「女性」と「助成」
2つの別の文字が頭に浮かばないと、意味がよくわかりません。
意味がわからずに話が進んでしまうと
話の内容が理解できなくなってきます。
話が伝わらない…という方は、
この「相手が耳で聞いている」ということを意識できないように思います。
相手にどの文字が浮かんでいるかを「想像」しながら話す。
もし、自分が伝えようとしている文字と異なる文字が浮かんでいる可能性があるなら
補足をする。
この意識をしながら話してみましょう。
◆漢字ばかりの言葉にも注意
同音異義語だけでなく、耳で聞いた音がわかりにくい…という場合もあります。
たとえば
「きゅりょうが 重なり合い みとれてしまう」
耳で聞くと、「きゅうりょう」って、わかりにくいかもしれません。
漢字で書くと
「丘陵が 重なり合い みとれてしまう」
漢字がわかっても、意味が分かりにくいですね。
「なだらかな丘が 重なり合い みとれてしまう」
こちらの方が、わかりやすくなりました。
このように耳で聞いているので
すぐに音が漢字に変換できないと、話全体が、伝わらないのです。
なぜなら、話はどんどん進んでしまうので、
変換できない漢字を考えているうちに
話の内容がわからなくなってしまう…!
聴き手がこんな状況になると、
「あの人の話はわかりにくい」と言われてしまいます。
「耳で聞いてわかる言葉に直して話す」
これを意識すると、
グッと伝わる話ができるようになります。
◆伝わる!解説員さんのお話
テレビでニュース解説をしてた解説員が
「さいしんをまっていた〇〇さんが」と言ったあと
「さいしん、裁判のやり直しを待っていた〇〇さんが」と言い直していました。
「さいしん」という言葉だけでは「再審」という文字が浮かびにくく
さらに「再審」という言葉は意味もわかりにくいので
「裁判のやり直し」という言葉で補足をしたのです。
さすがは、ニュースの解説員さんですね!
◆コツはひとつじゃない
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