人生が好転する話し方レッスン
笑顔の話し方講師 太田浩美です。
昨日、「頑張っておられますね」は敬語として×
では、「頑張っていらっしゃいますね」は??
と言うお話を書きました。
昨日のブログはこちら→https://bekoken.com/2018/11/05/001-21/
「頑張っていらっしゃる」は、比較的よく使う表現ですね。
使っていけない表現ではないと思います。
けれども、少し注意が必要です。
そもそも「頑張って」と言う言葉は
自分が使うほかは、「目上の人が目下の人に使う言葉」です。
目上から目下に使うという事は
社長さんが、従業員さんに向かって
「よく頑張ってくれているね!」
先生が生徒に対して
「今度のテスト頑張れよ!」
これは、オッケーです。
でもこの逆…
社員さんが社長さんに
「社長、頑張ってください」
生徒が先生に
「先生、授業頑張って!」は
「敬語」ではない。という事です。
運動会などでは、「先生、頑張ってー」って言うのは自然ですから
必ずしも使ってはいけない表現ではありません。
けれども、ここで「大人だったら押さえておきたい点」は
「頑張って」は、目下の人にかける言葉と言うことです。
ここを押さえずに誰に対しても
「頑張ってください」
「頑張ってますねー」と言ったり書いたりすると
失礼にあたる場合があることを認識しておきたいですね。
「頑張っていらっしゃいますね」は
厳密に言うと
「頑張って」と言う目下に使う言葉に
「いらっしゃる」という敬語をつけているので
違和感のある言葉。ということになります。
では、どうしたら良いでしょう
「頑張っていらっしゃる」を他の言葉に言い換える方法を探ってみましょう。
例えば「ご活躍ですね」「ご繁盛なさっていますね」など
他にも「頑張りを讃える言葉」があるはずです。
「いつも〇〇さんのご活躍をFacebookで拝見しています。
そのお姿に“私も頑張ろう”って気持ちになります。
これからもご活躍なさってくださいね!!」
こんなコメントにしたら、気持ちも伝わりますし
相手も嬉しいと感じるのではないでしょうか。
このように
「他に言い換えができないかな?」と探すクセをつけると
語彙が増えます。
語彙が増えると、メールでも 話し言葉でも 表現が多彩に豊かになります。
敬語を学ぶ、考えることは
日本語の表現を広げる事にもなる…ってことですね。
一緒に学んでみませんか?
敬語レッスン
http://bekoken.com/keigo/