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忘年会のご挨拶をちゃんとしたい
笑顔の話し方講師 太田浩美です。
年末が近づき、様々な「忘年会」が開かれる季節。
先日、マンツーマンレッスンにお越しくださった方は
大きな会社の社長様でした。
ここではMさんとお呼びします。
Mさんは、ある協会の会長職に就いています。
「協会の忘年会での会長挨拶をしっかりやりたい」
とのことで話し方のレッスンを受けてくださいました。
「忘年会の挨拶のためにレッスンを受講なさる…
なんて、真面目でお志の高い方なのでしょう!」
私は感心してしまいました!
◇Mさんのケースは稀ではありません
お話をお聞きすると
協会での会長職はまだまだ続き、
この後は新年会の挨拶や会合の際の挨拶など
「会長として」しっかり話す場が多いとのこと。
「ところが、いつも思うように話せなくて」とおっしゃるMさん。
いつも何を話しているのかわからなくなり
話が見えないまま終わってしまうとのことでした。
では、今回
忘年会でどのようなお話をなさりたいのか
原稿を作ってからレッスンに臨んでいただきました。
お作りになった原稿を拝見して感じたことがあります。
それは
「この原稿では話せないな」という事でした。
◇話したいの?読みたいの?
とかく会長職ともなると
「難しい話」をしないといけない…と思いがちです。
例えば
今年はこのような取り組みをしたがダメだった
なぜダメだったかと言うと…
来年はもっとこのようにしたい。
そのために取り組みたいことが幾つかある…
と言うような「一年の報告」になってしまいます。
「報告」なら「報告書」を作成してそれを読み上げれば良いのです。
原稿を手から離さず、書いてあることを「読む」
けれども、Mさんがしたいのは「報告」ではなく「挨拶」
しかも、「挨拶文」を丸っと「読む」のではなく
カンペを見たりせずに「話したい」とおっしゃるのです。
「読む」と「話す」は、まったく異なりますね。
「だったら、ご自分が話したい事を話しましょう」と
私はアドバイスさせていただきました。
◇日ごろはちゃんと話せていますよね
私たちは、日ごろ「自分の思ってる事を話して」います。
自分が思っていることを原稿にして「読んでいる」という人はいません。
けれども人前に立つと
「原稿を読んでしまう」
「自分の言葉で話せない」という方が多いのです。
それは、自分が思っていないことを話そうとしているからです。
自分が日ごろ感じていることであれば、誰の前でも話せるものです。
自分の思いを言葉にする。
それを人前に立った時にも行うだけです。
◇Mさんへお教えしたこと
私はMさんに、
この1年を通して感じたこと
思っていること、感謝していることなどをいろいろお聞きしました。
その中からこの会に相応しい話題を幾つか選び
話の流れを一緒に考えました。
そして
・原稿をしっかり書き何度も読むこと
・原稿から重要なキーワードを抜き出すこと
・キーワードを見ながら話す練習をすること
この3つをお教えしました。
Mさんは
「勉強するのって苦手なんですけどね~」と苦笑しながらも
「これなら自分の言葉で話せそうな気がします」
「他にも話したい事がないか、自分でも考えます」
と嬉しそうにお帰りになりました。
さぁMさんは、上手に話す事ができたでしょうか!
◇Mさん良かったですね!
忘年会の翌日Mさんから
「昨日の挨拶はバッチリでした!
丸暗記じゃなく言いたいことを覚えて練習したら
覚えていた以上にしゃべれました!」と
嬉しいご報告が届きました!
Mさん、良かったですね!
レッスンでお話したことをキッチリと行い
練習を重ねたからできるようになったんですよ!
素晴らしいご努力だと思います。
◇習わないとわからないコト
「話し方」って習う事がないので
どのように話をまとめたら良いのか…
まとめた原稿は、本当に「話せる原稿」なのか…
読むと話すの違いは…??
このような事がお解りにならない方が多いものです。
そして、それらは
「場数を踏めばできるようになる」というものではありません。
けれども教えてもらったことを実践に活かし
Mさんのように一度わかってしまえば
ずっと使うことができるスキルです。
もちろん、一度のレッスンでできるようになる方
何度かレッスンをして習得できる方
それは、様々です。
◇マンツーマンレッスンがピッタリのケース
人前での挨拶がいつも苦痛…
そんな方は、ぜひマンツーマンレッスンにいらしてください。
Mさんのようなケースこそ、
スクール形式の話し方教室ではなく
マンツーマンだからこそ良い結果が生まれます。
「人前で話す自分が好きになる」
そんな人生を手に入れる事ができますよ。
マンツーマンレッスンはこちらから☆
まずは1回、受講してみてくださいね!