掛川話し方スクール
笑顔の話し方講師 太田浩美です。
今日は「通らない声を伝わる声に変える」ために
「声のボリュームを最適にする方法」というお話です。
このページの内容
声の大きさを意識していますか？
人前で話す時に「声の大きさ」は大事です。
なぜなら、通らない声の大きさで話していては伝わりません。
複数の相手であっても
ひとりの聴き手であっても
声が聞こえないことには、話が通じません。
通らない声を伝わる声にするためには
声のボリュームに気を配る必要があります。
声のボリューム調整をしましょう
この「声のボリューム調整」は、
会議の場や、プレゼン、発表の場など
あらゆる人前で話す場合に必要です。
マイクを使わずに話す時には、
特にこの「ボリューム調整」に気を配りましょう。
人にも「音量ボタン」があれば良いのですが
私たちの身体には「音量ボタン」がついていないので
自分で音量を調整しなくてはいけません。
その時の音量調整のコツを３つお伝えします。
1.一番遠くにいる人を見て
その人に笑顔の声を届けるメージで話す
2.お腹に力を入れて
腹式呼吸を意識する
3.自分の声が小さすぎないか
大きすぎてないかを俯瞰して聴きながら話す
この３つです。それぞれ詳しくお話します。
1.一番遠くにいる人を見て
その人に笑顔の声を届けるメージで話す
マイクを使わずに話す時には、
とにかく一番遠い人に焦点を合わせます。
一番遠くの人に聞こえれば、すべての人に聞こえる音量です。
この意識をするだけで、かなり「通る声」になるはずです。
やってみてくださいね！
2.お腹に力を入れて
腹式呼吸を意識する
口だけで話すのではなく
お腹に力を入れて、お腹から声を出すイメージです。
吐く息の量が少ないと、しっかりした声が出せません。
腹式呼吸は、たっぷりと息を吐くことができるので
音量の調節が容易になります。
小さな声で話す時も、腹式呼吸が役立ちます。
3.自分の声が小さすぎないか
大きすぎてないかを俯瞰して聴きながら話す
自分の声を自分が聴く。
意外にこのことができていない方が多いと思われます。
時々、マイクのスイッチが入っていないのに
気づかずに話している人がいます。
このような方は、自分の声が聴けていないのです。
自分の声がどこまで、届いているか。
しっかり聞こえているかを俯瞰して聴くことができるようになると
伝わる声が作れます。
伝わる声は、話を伝えるための大事なツールです。
話の内容を精査することも大切ですが
まず、「伝わる声」を意識しましょう！
ここからは、声の専門家の私のエピソードです。
私も常に音量には気を配っています
最近、異業種交流会の朝活に参加する機会が増えました。
この朝活に参加すると
感想などを人前で話す順番が回ってきます。
交流会の場所は、
ホテルの中のレストランであったり
近隣のCaféであったりするので
交流会に参加していないお客様が近くにいる場合もあります。
そのような時に
交流会の参加者だけに、しっかり届く声で話す必要があるのです。
あまり大きな声で話しては、他のお客様に迷惑がかかるし
小さすぎる声では、交流会参加者の全員に聞こえません。
そこで、上に書いた３つのポイントを意識して
話すようにしています。
先日の交流会では
「浩美さんの声は聴きやすいですね」と
お褒めの言葉をいただきました。
褒めてくださった方は、遠くの席に座っていた方です。
「席が遠いから、全然聞こえない人もいます。残念です。
でも浩美さんの話は、よく聞こえたので嬉しかったです」
このようにおっしゃっていただきました。
一番遠い席の人を「仲間はずれ」にしないためにも
声の音量に気を配ることは大切な事だと実感しました。
音量調整を身につける練習法
この音量調整を身につけるためには
日ごろから「音読」を習慣にしましょう。
声に出して読むことを習慣にしていると
遠くにいる人にも聞こえる声の出し方を
自分自身で意識できるようになります。
話を伝えるためには
朗らかな声、適度な音量を意識してみましょう。
＊すぐに使えるラッキーの法則！
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